旧国鉄清水港線

GWの5月4日に旧国鉄「清水港線」跡のサイクリングロードを訪ねました。
昭和19年に軍需貨物輸送を目的に作られた路線で一時期は日本一の黒字採算路線でもあったのです。
沿線にはアルミナ、軍需産業、海軍・陸軍の資材などを運んでいたそうです。
戦後は周辺道路の整備や輸送形態の変化から徐々に旅客・貨物ともに減少し廃線前は旅客営業が朝晩に一往復だけという珍しい路線でもありました。

昭和59年3月末で廃止となりましたがその当事高校生だったわたしも一度乗りに行ったのを覚えています。
あれから早20数年、沿線の風景は一変しましたが線路の跡地は遊歩道・自転車道として利用されています。

倉庫街の一角にちょうど線路があったであろう幅の歩道が現存しています。

途中からは立派な歩道と自転車道に分離されています。

こちらは同じく旧清水市内を走っていた静岡鉄道の「清水市内線」の路面電車です。清水港線より先に廃止になっています。

清水港線を貨物・旅客の混合列車で活躍した旧型客車

自転車でも走りやすい舗装です。旧「三保」駅までずっと走りやすく道案内も随所にあります。

地元の方ものんびりと散歩されていました。

当事は貨物用の引込み線があった構内もすっかり公園化されていました。

昔の面影はわずかに残ったホームの跡と三保駅からアルミニウムの原料となる「アルミナ」を運んだ貨物用の貨車です。

日本軽金属がアルミナ専用の貨車として製造した33両のうちの一つです。
清水港線の廃止と共に廃車の憂き目にあったものです。
清水港に陸揚げされた「ボーキサイト」:アルミニウムの原料を
「アルミナ」:酸化アルミニウムに一次加工したものを精錬工場である蒲原工場や新潟工場に鉄道輸送した役目がありました。
貨車本体もアルミニウム合金製で錆等にも強いようで風雨にさらされていてもまったくピカピカの状態で今でも現役のようでした。

沖の岸壁に茶色く積み上げられたものが「ボーキサイト」です。
この後は三保半島をぐるっと周って太平洋岸自転車道で三保から静岡の久能海岸へ向かいます。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。