やぶきた原樹

旅行けば駿河の国に茶の香り~とは浪曲にも唄われた名調子だが「やぶきた」という茶の品種をご存知だろうか。その原樹があるので見に行きました。
場所は静岡鉄道の県立美術館前駅から美術館に向かう坂の途中にあります。
静岡から美術館行きのバスも出ています。
1908(明治41)年に静岡県安倍郡有度村(現静岡市)の杉山彦三郎が在来種の中から見つけたもので、名の由来はやぶを切り開いた茶園の北側に植えた茶樹であったといわれています。
今、日本にあるヤブキタは、全てこの樹から分かれたもなのです。
・比較的栽培しやすいこと
・煎茶としての品質が極めて優れていること
優れた特性により爆発的に普及し、最近の資料では静岡県における茶園の90%を占めるようになっています。
あたりは茶畑が点在していますがかなり宅地化もすすんでいるようです。
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