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伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

   

伊豆チャレ2009レポートの最終回は松崎から仁科峠~最後に箱根峠を越えてゴールの小田原に向います。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

8:36松崎 県道59号分岐
松崎で県道59号へと入ります。仁科川に沿ってかなり奥まで集落が続いています。
自販機のあるうちに飲み物をボトルに補給しておきます。

出合7.6km
最初の分岐が出てきたところで地図でルートを確認していると下ってきたローディーに声を掛けられましたがこちらが気がつくのが一瞬遅くて、あっというまに行ってしまいました。

民宿辻道8.2km
露天風呂掛け流しの宿と看板がでていましたが、どうみても普通の民家のような民宿がありました。ここは意外と穴場かもしれないです。

西伊豆オートキャンプ場9.0km
キャンプ場があったり、川で渓流釣りをしているひとがいたりしてだんだんと深山の趣きが増してきました。
さすがにこの奥にはもう人家はないだろうなんて思っていたら視界が開けて、大きな集落に出ました。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

9:29宮が原集落(340m)12.6km
地図を見ると宮が原というところまでは1日3本ですがバスも走ってました。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

わさびの里のような売店もあり、わりと観光地なのかと思いましたが直ぐに裏手の山からは九十九折れの登りが始まっています。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

10:31滝見林道ゲート(690m)18.1km

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

集落から1時間ほど登った林道ゲート前で休憩していると若いカップルが下ってきました。「こんにちは~!登りがやっと終わりました!?」と言って軽快に下っていったのでもうそろそろ登りが終わりなのかと思ったら全然終わりではなかったです。
登りが終わったのは自分達のことだったのでしょうね。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

10:57県道分岐(820m)20.4km
視界が開けてやっと稜線に出ました。下から見たらここが仁科峠かと思って登ったのに「仁科峠」の標識はどこにもありません。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

単なる県道の分岐点だったようです。
右にははるか先に続く上り坂が続き、牧場も見えますがどうやら峠はまだこの先のようです。
ここへ来て登りの勾配標識が出てきて10%の次は12%と最後の最後でまた登らせてくれます。ふと進行方向左側に目をやると、眼下には山々が折り重なるかなたに海岸線と海が見えました。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

どこの入り江かわかりませんが入り組んだ伊豆西海岸の風景は見事でした。駿河湾をはさんで対岸の静岡市方向、日本平も確認できました。

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伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

11:08仁科峠(898m)21.4km
やっと峠の標識までたどりつきました。車やバイクがたくさん停まっています。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

せっかくだから写真を撮ってもらおうと若い二人連れにお願いしました。
自転車でここまで登ってきたことに驚いていたようです。前に2つ装備したライトを見ては「なんか、いろいろ工夫してますね~」というので「東京からずっと走ってきました」といったらさらに驚いていました。
県道が開通する以前からここは西伊豆の山々に沿った登山道が通っており、今でも気軽に車から歩いて高原の風景を楽しめるコースとなっているようです。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

先ほど写真を撮ってもらった二人も山の方へ向かって行きました。

11:18風早峠
風早峠までは一気に下りますが、真正面には西伊豆スカイラインにつづく県道「西天城高原線」がきれいな弧を描くように続いています。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

天城(あまぎ)のことばの如く、まさに天の城に続く道のようです。ここが無料の一般道であるところが素晴らしい。富士山もはるか遠くに見えています。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)


名前のとおりに風早峠は風の通り道となっているのです。
ここから湯ヶ島方面へと県道59号は下ります。
下り始めて直ぐに年輩のご夫婦とすれ違いました。二人ともMTBでしたが奥さんはいささか疲れ気味だったようです。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

11:32持越鉱山(410m)
時間を掛けて登った峠も下りは一瞬です。突然山の中に現れた鉱山はちょっと威圧感を感じます。
湯ヶ島に入ると川に沿った温泉街を抜けて国道414に抜けました。
狩野ドームを右に見て狩野川に沿って裏道を走ります。先週の狩野川100kmサイクリングで走ったコースで修善寺まで抜けます。
車が少なく、信号もまったくないので走りやすい。
コンビニでお昼ご飯にします。
携帯からSNSで他のメンバーの書き込みで現在地を確認します。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

12:56修善寺(51m)
修善寺駅前を過ぎて狩野川にかかる橋を渡るとサイクリングロードに入ります。ここもまた先週と同じコース。
今日も天気がよいので川には釣り人が多いですね。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

大仁を経て下流の松原橋までは狩野川沿いをのんびり走りました。先週はサイクリングの参加者でいっぱいでしたが、今日はホントに貸切でのんびりサイクリングです。

136号に戻ると三島の国道1号線との合流までは車がつながっていて今までののんびりとした県道とは比べ物にならないほど走りにくい。
市街地に入り、信号も多くて徐々に疲れてきます。
しかし、箱根を越えなければ小田原にはたどり着けません。
国道1号に入ると直ぐに三島からの延々と続く箱根の登りです。
この道はホントに淡々と登るしかないといった感じで直ぐ横を猛スピードで飛ばして行く車やトラックを横目で見ながら、エッチラオッチラと亀のスピードで歩を進めるしかありません。
今日は午前中にも仁科峠を越えているので、箱根クラスをダブルヘッダーということになりますが、やはり午後のこちらの方が辛く感じました。

どこか自販機のあるところで休みたいなあと思って前方にそれを発見。
そこには他にも休んでいる自転車乗りがいました。
挨拶を交わすまでもなく、おもむろにコーラを一気飲みして直ぐに出発。休んでいると嫌になってしまうからです。

あと、何キロで峠だろう?次を曲がったら見えるかな?なんてずっと考えながら登りましたが、そういう時こそなかなかたどり着かないものです。

やっとあと1km位になってホッとしました。
これで登りはもう終わりです。

伊豆チャレ2009(峠のダブルヘッダー)

15:47箱根峠
箱根峠でも記念撮影。
ところがここから先が大渋滞。車列の左端を縫うように走り抜けます。芦ノ湖のセブンイレブンで休憩しようと考えていたけどあまりに車が多いのでそのままスルーします。
旧道に入ると思っていたよりもはるかに急なカーブと下り坂でブレーキを握るのにもつかれました。
箱根湯本の国道1号との合流手前で旧道も渋滞が始まりやっとのことで小田原に近づいたのに最後の渋滞区間が一番疲れた気がします。
無事に明るいうちに昨晩のスタート地点の早川口まで帰還しました。

あまりに疲れていたので小田原駅から東海道線のグリーン車に乗りましたが、下車駅の一つ手前の駅まですっかり寝てしまい、危うく乗り過ごすところでした。
輪行袋の重さがいつもよりもかなり重く肩に圧し掛かり疲れも倍増する思いでした。


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この記事へのコメント
2tomuさんだけのんびりサイクリングという雰囲気ですね。
なんだか疲労が感じられない所がベテランの証でしょうか?
しかし伊豆は奥が深いですね。
知らない所ばっかりですよ。
もっと足を運ばないといけませんね。そう感じました。
信ちゃん
2009年10月15日 19:20
首都圏からの微妙な距離感、
海、山をそれぞれ隔てる峠の標高
水量豊富な河川と伊豆は地形の上でも
走り甲斐があり魅力的な場所だと思います。
本当は鄙びた温泉宿にでも泊まって、のんびり走りたいところなんですがね。
2tomu
2009年10月16日 00:17
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