パンクをした！
それも東名高速を走行中にだ！



鈴鹿からの帰り道、コーヒーを飲んでも、ガムを噛んでも、何をしても襲って来る睡魔と戦うために、大音量で槇原敬之と一緒に『どんなときも』を熱唱しているときに事件は起きた。

何だか私の愛車のごく近くで、パンという不吉な音が聞こえたのだ。
恐る恐るサービスエリアに滑り込むと、やはり嫌な予感という奴はきちんと的中してくれるもので、タイヤには見事に穴が空いていた
途方にくれて、潰れかけたタイヤを眺めていると、親切な人が通りかかってくれた！

作業着を来た2人組で、年長の方が声をかけてくれた。
とりあえずはスペアタイヤをトランクから出そうと相談していたら、仲間の3人も合流して5人組になった。



5人組と言えば、やっぱりドリフターズ！
何となく各々がそれらしく見えてくるところが楽しい。

声をかけてくれた男性は、当然リーダーいかりや長介。

何かとヒョウキンな事を言って笑わせる志村けん役の若者は、スペアタイヤにつけかえるとはずしたタイヤを転がしながら『あとはこのタイヤ持って逃げるだけ』と言ってリーダーに怒られてた。
ちょっとでっぷりで皆さんの働く様をニコニコ見てるだけの高木ブー役と…

5人はチームワークの良さを発揮して、F1のメカニックのごとく実に機敏にタイヤ交換を済ませてくれた。

本当に有り難かったから「お礼をしたいから連絡先を教えて下さい」とお願いすると、いかりやリーダーはきっぱり 「いいの いいの 俺達どうせ暇だから、それより気をつけて帰って」と言ってトラックに乗り込んでしまったのだった。

なんとも清々しい男気を感じた1日だった。

・・・と、kassiの旅日記をアップしたこの日は朝の通勤の自転車がこの5年間の自転車通勤で初めてパンクするという事態に陥ったのであった。

「もう、パンクを記事にするのは止めよう」と心に誓う2tomuなのでした。